ベトナム人幹部が「見えない課題を見つける」には?

11-27-2024

ベトナム人幹部人材ができていること、できていないこと

今日は午前中、あるお客様との商談を行いました。テーマは、ベトナム人幹部の育成に向けた研修プログラムの方向性です。現地化をさらに推進し、ベトナム人リーダーが主体的に事業をリードできるようにする教育のあり方について議論しました。

その後、また別の会社にて、これからベトナムで新規事業を作っていくための会議を行いました。
弊社の他のお客様も交え、現地事業の課題や可能性を共有しながら具体的な作戦を議論しました。

その中で出てきたことがベトナム人幹部が「見えない課題を見つけるようになるには?」でした。
これはどう言うことかというと、今やっている事業、目にみえる、経験したことがあることに関して、
ベトナム人幹部は主体的に見つけることができる。しかし、会社のあるべき未来を見据えた上で、
今、取り組むべき課題は何か?いわば、まだ見えていない課題を見つけることは、
中々できていないとのことでした。


この見えない課題を早期に見つけることが、日本人駐在員の存在価値でもありました。

ベトナム人幹部人材が「見えない課題」を見つけるには?

今日特に感じたのは、未来を見据えた課題発見の重要性です。お話しさせていただいたお客様の企業は、ベトナムでのマーケット形成を牽引してきたリーダー企業で、現在の事業モデルも非常に安定しています。

しかし、日本人幹部の方々は、現状維持にとどまらず、将来の見えない課題に備えることの重要性を強く意識されていました。今後は、これまで日本人が担ってきた未来の課題発見や戦略立案を、ベトナム人幹部が主導する形に移行することが求められています。

その意味では、弊社は「ベトナム人幹部育成研修」や「教育」を通じて、ベトナム人幹部人材がが未来を見据えた課題発見力を磨くサポートをすることが、お客様の長期的な成功の鍵の一つになると考えています。現地の力を最大限に引き出しながら、未来に備える仕組みを共に築いていきたいと感じた1日でした。