日本とベトナムの評価スタイルの違い
日本の職場では「できて当たり前、できなければ指摘する」というスタンスが多く見られます。ところがベトナムでは「努力や成果を認めて言葉にする」ことが強いモチベーションになります。日本人マネージャーが無意識に“黙っている=合格”と考えていても、スタッフには「評価されていない」と映り、やる気が下がってしまうことも少なくありません。
“行動”をほめることがカギ
ほめると言っても、大げさな称賛は必要ありません。むしろ「今日の会議で顧客の質問に落ち着いて答えられていたね」「締切を2日前に終えて助かったよ」といった具体的な行動へのフィードバックが効果的です。曖昧な「よくやった」よりも、どの行動が良かったのかを伝えることで、再現性のある成長を促せます。
“叱る前に認める”バランス
課題を指摘するときも、先に良い点を認めることで受け止め方が変わります。たとえば「提出が遅れたけど、内容は丁寧だった。次は期限を守れるともっと良いね」と伝えると、本人は自尊心を保ちながら改善に向かいやすくなります。評価を「加点方式」に転換することが、成長のスピードを速める秘訣です。
ベトナム現地化経営まとめ
現地化の本質は、日本式の厳しさをそのまま持ち込むことではなく、現地スタッフが力を発揮しやすい環境を整えることにあります。ベトナム人材にとって「ほめられること」は、自信と挑戦意欲の源泉です。日々の小さな成功を認め、言葉にして伝えることで、スタッフは自ら学び、組織全体の成長を加速させていきます。