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ベトナム人と一緒に目標を立てたのに動かないのはなぜ?
ベトナム現地法人でよく耳にする悩みが、「目標を共有したのに現場が動かない」というものです。売上目標やKPIを掲げても、スタッフが主体的に行動しない。実はこの問題の多くは「ゴールの定義が曖昧」なことから生じています。数字を示すだけでは、自分ごと化につながらないのです。
ベトナム人・日本人間での「視座・視野・視点」のズレ
ゴールをすり合わせるとき、日本人とベトナム人の間では「視座・視野・視点」のズレが起こりやすいです。日本人は会社全体の視座で中長期を見据えた目標を語りますが、現地マネージャーは部署単位・短期の視野で捉える傾向があります。さらに視点も「会社全体」ではなく「自分の担当」に留まるため、組織全体にとってのゴールが共有されにくいのです。
ベトナム人の「量」思考・日本人の「筋」の思考の違い
田中信彦氏『スッキリ中国論』が指摘するように、アジアでは「量=とにかく目の前を片付ける思考」が根強くあります。ベトナム人スタッフも、指示されたタスクを次々に処理することに価値を置きます。一方、日本人マネージャーは「筋=正しいプロセスや整合性」を重視します。このギャップを理解せずにゴールを渡しても、双方の行動が噛み合いません。
ゴールを“翻訳”するのが駐在員の仕事
だからこそ、駐在員の役割はゴールを「翻訳」することです。売上10%増加という抽象目標を、「主要代理店5社の販売力強化」や「顧客訪問数20%増」といった行動レベルに落とし込む。そして、その意味を丁寧に説明し、納得感をつくる。これによって初めて、現地スタッフは「自分の役割」として動き始めます。
ベトナム現地化まとめ:ゴールを共通の言語に
現地化の第一歩は、ゴールを数字で示すことではなく、それを現場が理解し、行動に結びつけられる“共通の言語”に変換することです。ゴールが曖昧だと、組織は必ず迷子になります。駐在員はその道しるべをつくる翻訳者であるべきなのです。