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日本式“報連相”のベトナムでの落とし穴
日本では「報告・連絡・相談」が仕事の基本とされます。しかしベトナムでは、このスタイルをそのまま導入してもうまく機能しないことがあります。例えば「終わってから報告すれば十分」と考えるスタッフもいれば、「相談は上司の負担になるから控えるべき」と思うスタッフもいるのです。その結果、進捗が見えず、トラブル発生時にマネージャーが突然知らされるケースが少なくありません。
“共有”という言葉で置き換える
効果的なのは、“報連相”を“共有”というシンプルな概念に言い換えることです。「情報を一人で抱え込まず、チームに見える化することが大事」という考えを前提にすると、スタッフは義務感ではなく協働意識で動けるようになります。例えばチャットツールに「今日の進捗」「困っている点」を短く書き込むルールを設定すれば、報告の形式化より自然に習慣化できます。
マネージャーの姿勢が文化をつくる
さらに重要なのは、上司が共有を歓迎する姿勢です。スタッフが小さな情報を投稿したときに「ありがとう、助かるよ」と一言添えるだけで、「共有していいんだ」という安心感が広がります。逆に「こんなことは言わなくてもいい」と否定すれば、すぐに沈黙が戻ってしまいます。共有文化は制度だけでなく、日々の反応から育つものなのです。
ベトナム現地化経営まとめ
ベトナム人スタッフを育てるうえで、日本式“報連相”を押し付けるよりも、“共有文化”を根付かせる方が効果的です。小さな進捗や気づきを共有する仕組みと、それを歓迎する上司の態度。この両輪が回り始めれば、チームは透明性を増し、問題解決のスピードも飛躍的に高まります。